秋の新作、続々登場

10月に入り、朝晩ひんやりとしてきました。雨の日の昼下がり、ゆっくりとお茶を淹れて甘いパンと一緒に一息。寒くなってきたのでカフェオレやミルクティーでもいいですね。秋の新作、かぼちゃのクロワッサンや金時芋のスイートポテトが店頭に並んでいます。かぼちゃのクロワッサンは貝殻のような風貌。たくさん並んだ様子はまるで潮干狩り、とスタッフの間で話しています。なんだかとても愛らしいパンなのです。ほっくりかぼちゃの優しい甘さとバター香る口どけのよいミルキーなクロワッサン生地がクセになります。金時芋のスイートポテトはお芋を楽しむパン。ご近所の青果店が入荷した地元のお芋を使って、その日その時の味を。リッチなブリオッシュ生地に練りこんだポテトはできるだけ砂糖控えめにお芋の火の入れ方にも研究を重ね、自然な甘みの程よいバランスを追及しました。黒ゴマが効いて、ちょっと和風なスイートポテトです。コーヒーもいいけど、ほうじ茶なんかも良く合いそう。しみじみ美味しい秋のパンです。どちらも1日に焼ける数に限りがありますので、早い時間がおすすめです。ご予約お取り置きも一つから、どうぞお気軽にご利用ください。

 


新入荷のお知らせ

フランス、ロワール地方の有機葡萄ジュースが入荷しました!こちらのジュースの生産者、アドリアン・バロシュは、ロワールの豊かな自然の中で、奥さんと娘さん、たくさんのヤギ達と美しいブドウ畑と、静かでハートフルなワイン造りをしています。

一目見た瞬間にエチケットの楽しさに心が踊ります。 しばらく眺めて楽しみたい。そして、秋のピクニックのお供に連れていきたい。パンにサラダにチーズ、スープは鍋ごと持って出かけてもいいな。食後にコーヒーを淹れる器具も持参して、と。そんなワクワクがこみあがってくるような葡萄ジュースです。

酸味もしっかり、ぎゅっと濃い、野性味あふれる味わい。ノンアルコールなのでお子さまや運転手さんも一緒に楽しめるのが嬉しいですね。もちろん、陽の光と秋のひんやりとした風を感じながら外で飲むワインも最高。カネルブレッド ではヴァンナチュールも取り揃えておりますので、そちらもどうぞご利用ください。

 

 

 


一升パンのご予約承ります。

カネルブレッド では、一升パンのご予約を承っています。お子さまの一歳のお誕生日に、一升のお餅を背負ってお祝いする風習はご存知ですか?一生食べ物に困らないように、これからの一生が健やかになるように、そんな願いを込めて、一歳までの成長を祝うとともに行われる伝統行事です。丸い形から、円満な人生を送れるようにとの意味も込められています。お餅の代わりに、家族みんなの好きなパンでお祝いというのはいかがでしょう。背負った後のパンを使って、美味しく楽しい食卓を囲む、想像しただけで嬉しい気持ちになりますね。ご予約はカネルブレッド 店頭、お電話、メールにて、お渡しの3日前までにご連絡ください。

0287-74-6825

info@kanelbread.com

 

 


知ること、選び取ること。

スタッフ同士の談話の中からの、お話。先日の活動日に参加してきたSCAJ(SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2018)で紹介されていた最先端のスチームミルクの作り方の話から波及して、こんな話になりました。その一杯の作り方は、まるで王様に献上する至高の一杯のよう。もちろんそれはそれで良い、けれど私たちの目指すところは何処なのか。比較することでまた、くっきりと見えてくるものがありました。カネルブレッド の思い描く未来。私たちは未来に何を残したいのか。人と自然の共存が織りなす美しい風景、今を生きている子どもたちに食を通じて命の大切さを伝えて行くこと、自然の循環の中で生かされているという意識を持つこと。その中で一つ一つの選択に責任を持つこと。今日はそこから、日本での食品ロスの話です。

世界では、全人口76億人のうち9人に1人、約8億2100万人が飢えに苦しめられています。一方で、生産された食品の3分の1、13億トンあまりが捨てられている。全世界で生産されている食料は毎年およそ40億トンと、全人口を賄うのに十分な量です。しかし日本をはじめとする〝豊か〟とされている国々では余り物が捨てられ、一方では貧困や気候変動、紛争などによって、食料が足りなくなる「食の不均衡」が起きています。そうしたアジアやアフリカなどの食料で困っている地域(途上国、という言い方はしたくなかったので、困っている、という言い方にしました)に世界各国からの支援として集められている食料よりも多くの量を、日本では廃棄されているとのこと。

例えばコンビニでいつでも手軽に食べ物を得ることができるのはとてもありがたいことです。選び抜かれた素材に厳選された調理法で提供される至高の一杯、そういうものがこの上ない満足感を与えてくれることもあるのかもしれない。けれどその後ろ側にある大量の食品ロスについて、見ないふりをし続けていいのだろうか、と。価値観は人それぞれです。便利さが人を助けていること、美しさが人を楽しませていること、それを否定するのではなく、自分たちがやれることを無理なくやり続けることで、そこに追いつきたいね、という話をしました。子どもたちに食を通じて伝えて行くことも大切。毎食毎食何を選びとっていくのか、その行動は間違いなく世界と繋がっています。たとえば買う側が深く考えなくとも、家の近くで気持ちの良いスタッフが生き生きと働いている美味しいパンを売っているお店があってそこでパンを買っていたら、それが遠くや近くの生産者や地球環境を守ることにも繋がっていた、それはもう理想だなと思うのです。例えばいつかそういう風にして愛情を込めて作られたほんとうの食べ物がコンビニに並んでいて、それは捨てられることのないシステムにしっかりと組み込まれている、とか。それが自然と広がって行っている未来に思いを馳せつつ。そんなことを考えながら、カネルブレッド では自分たちにできることを粛々と続けます。食材や調理法の選び方の一つ一つの選択に責任を持ち改善を重ね、美味しさや楽しさも地球環境や人や動物を守ることも、どちらも兼ね備えた仕事を目指しているわけです。より多くの方から選ばれることで幸せの連鎖の輪を広げて行く、小さくとも確かに誠実な仕事を。


活動報告 東京パン屋、コーヒー屋巡り

ご協力いただきました店舗の方々、どうもありがとうございました!

ちなみに今回お伺いした中の一軒、「カタネベーカリー」からは毎年お盆にスタッフの方がカネルブレッド にお手伝いに来てくださっています。今年もありがとうございました。今回お伺いした場所ではありませんが、先日、神奈川県横須賀市の「soil」へ、スタッフが研修に行かせていただきました。春には長野、「わざわざ」へ、夏休みにはオーナー家族が沖縄の「宗方堂」へと、実はいろんなお店にお伺いしています。他店舗との情報交換、技術の伝え合いや人材の育ち合いなども大切に。


味噌クッキーと味噌ラスク

カネルブレッド 開店の頃から作り続けている味噌クッキーと味噌ラスク。那須町黒田原の日野屋の味噌を使っています。日野屋は110年続く糀製造元、天然味噌のお店で、カネルブレッド のオーナーの実家でもあります。日野屋の親父さんはすごくユニークで愉快なお父さん。思い出すエピソードには、面白いものと真面目なものとあるのですが、今回は真面目なほうをご紹介します。面白さはぜひ直接お店を訪ねてご体験いただければと。カネルブレッド ができた年に始まった、黒磯駅前日用市。その時に出店されていた日野屋さんからお聞きした話です。市販の味噌などの発酵食品に添加されている酒精、これは発酵を人為的に止めるために添加されているもので、本物の天然の味噌には含まれていないものなのだ、というお話。日野屋の天然味噌には酒精が含まれていないから、子どもからお年寄りまで誰が食べても安心なのだと。そして、その時離乳食を与え始めた頃の赤ちゃんを連れていた私に、離乳食には甘酒がいいよ、うちはみんなそれで育ててるから、と、教えてくださったのでした。余計なものを加えていない米と米麹だけで醸した甘酒は栄養価が高く、喜んで食べてくれ、保存も効くから手軽でいいことづくめ。いい話を聞かせてもらったなぁと思い、子育て世代の友人たちに伝えたものでした。甘酒(アルコールの入っていないもの)離乳食は赤ちゃんのお口に合えば、ぜひおすすめです。さて、例えば親父さんの話を書くよ、というと、「大したことない、恥ずかしい」なんて言ったりと、本人はちっとも意識していないようですが、天然の麹作りを代々守り続けている麹屋で育ちパン屋になる、日本の伝統的な発酵の世界からwine barを経てパン屋へ。発酵から発酵へ世代を越えて繋がっていて、それを考えると面白いものだなぁと思わずにはいられません。ちなみに日野屋はD&DEPARTMENTから発行されている、『d design travel 栃木』でも紹介されています。

そんな日野屋の味噌を使った味噌クッキーと味噌ラスク、香ばしく味わい深い、体も喜ぶカネルブレッド 焼き菓子の定番です。どうぞお試しください。

 


りんごのタルト

秋から冬のお楽しみ、今年もりんごの季節がやって来ました。カネルブレッドでりんごのタルトの販売が始まっています。こちらのタルトには地元、那須高原の玉田りんご園のりんごを使わせていただいています。りんご園の玉田貞喜さんはなんと御歳91歳!夏に見学に行かせていただいた時の若々しくハツラツとされている姿がとても印象的でした。きっとこの玉田さんのエネルギーが美味しいりんごの育つ所以ですね。いただく私たちも元気になれそう、そんなりんごです。カネルブレッド のりんごのタルトは素材の良さを味わっていただくようシンプルに。ベトナム土産の優しい香りのシナモンスティックを削って少しのアクセントを。小ぶりで可愛らしい見た目はちょっとしたお持たせにも喜ばれそう。同じサイズの定番チーズタルトも変わらずの人気者です。1日に焼ける数に限りがあります。お電話にてご予約やお取り置きもお受けできますので、どうぞお気軽に。

0287-74-6825

 


10月 お休みのお知らせ

 

10月のお休みです。

毎週火、水曜日は定休日です。

よろしくお願いいたします。


金子君の野菜畑へ見学に行きました。

少し前のことですが、カネルブレッド 店頭で販売させていただいている無農薬野菜を作っている、金子君の野菜畑に見学に行きました。

見学に行かせていただいた8月下旬は、夏野菜の収穫と秋冬野菜の準備が重なり、畑は作物入れ替えのため最も忙しい時期。残暑も加わり、体力勝負の時期なのです。金子さんの畑の特徴は、広大な敷地のため、日当たりの悪い箇所もありますが、ルバーブや葉物野菜など、日陰での栽培が向いている野菜を植えて工夫して畑を作っておられます。畑がある地域は、寒さが来るのが遅く暖かくなるのも早いため、農業に適し盛んな地域。土作りから種まき、水やり、草むしり、収穫…、毎日たくさんの作業をご夫婦二人だけでこなされているため、効率よく作業ができるよう、収穫方法や時期、工程にも、様々な工夫をされています。

「大昔の人たちが雨乞いの儀式をしていた、という気持ちが良くわかります。」残暑の中、大粒の汗をかきながら、そうお話ししてくださった金子さん。農業はお天気次第。来週の台風に備えて、急ピッチで種を蒔いたり、土壌を整えたり。有機栽培で農業を営む金子さんの野菜畑に立ってみて、大地からの恩恵を改めて感じることができました。

その日の朝に収穫した新鮮な野菜を日替わりで(販売のない日もございますので、ご注意ください。)パンと一緒に販売しています。畑の季節の移り変わりが色どりの良い野菜を通して垣間見れるのは豊かなことですね。思いを込めて丁寧に作られた野菜たちは簡単な調理でもご馳走です。パンと一緒にその日の食卓に並ぶ料理を想像しながら選んでみてはいかがでしょう。

 


新麦が入荷しました。

 

新麦が入荷しました。
蒔いた種が芽吹き、水をやり日の光を浴びて、のびのびと健やかに育まれた生命が実を結ぶ。実りの季節。カネルブレッドでは、今年も新麦を使ったパンが店頭に並び始めました。

カネルブレッドは、新麦コレクションに参加しています。
http://mugikore.net/

新麦コレクションとは

その年にとれた小麦をすみやかに製粉し、挽きたてのまま味わうプロジェクトです。知ってほしいのは、小麦が自然の恵みだということ。小麦農家、製粉会社、流通業者、パン屋、食べる人…みんな小麦というバトンを受け渡すチーム。黄金色に染まった小麦畑のうつくしさ、自然の恵みを収穫することの感動を通じて、みんなが出会い、語り合う。そのときパンもお菓子も麺ももっとおいしくなります。新麦コレクションが目指すのは、「おいしくて安全な小麦があふれる未来」です。

自然の恵みにたくさんの人が少しずつ手を添えて、一つのパンができあがる。五穀豊穣や、収穫の喜びまでのすべてを、美味しいという幸せとして食卓で感じていただけたら
そんなふうに考えながら、毎日一つ一つのパンと向き合っています。
今年の採れたて挽きたてをお楽しみ下さい。