2020.02.21 / 日々のこと

ホエイのイングリッシュマフィン

年末から試験的に販売していたホエイのイングリッシュマフィン、
今月より定番商品として毎日お店に並んでいます。

ホエイとは、ヨーグルトの上澄みやチーズをつくる時に牛乳から分離される乳清のことです。
高たんぱく、低脂肪でカルシウムやビタミン類など栄養価が高いだけでなく、
ホエイに含まれるたんぱく質は必須アミノ酸の含有量がとても多く優れた食品です。

那須には土地柄たくさんのチーズ工房があり、当然そこでも副産物として毎日たくさんのホエイが出ます。
チーズを作る際の原料である牛乳の9割がホエイとなるそうです。
一部は家畜の飼料として利用されていますが、その他は産業廃棄物として捨てられてしまいます。

そのホエイを分けていただいてパンにしたのがホエイのイングリッシュマフィンです。
那須の牛乳を使って美味しいチーズができて、その残りのホエイで美味しいパンができるという地域循環。
NASU&BREAD(現在移転準備中)細田さんの呼び掛けに賛同してカネルブレッドでもこの取り組みを始めました。

むぎゅっとした食感、バターも牛乳も使っていないので軽い食べ心地だけど物足りなくない。
噛み締めていると乳っぽいほのかな酸味が感じられます。トーストしてカリッとさせて食べるのがおすすめ。
バターやチーズなど乳製品との相性がいいのはもちろん、野菜たっぷりのサンドイッチも良いです。

身近にある材料で美味しいものを作れたら自然にも優しくてみんなが嬉しい。
減らし合うことではなく、想いを乗せて次へ渡していくようなことにエネルギーを使いたいです。
次とは、お客様だったり、未来だったり、隣で一緒に働く仲間だったり。
毎日お昼頃にお店に並びます。この小さな地域循環の輪に入りませんか。

余談ですが、現在カネルブレッドでは近くにある「チーズ工房那須の森」さんでホエイを分けていただいています。
こちらで作っている「森のチーズ」、去年イタリアで開かれた世界チーズアワード(WCA)で最高位のスーパーゴールドに入賞し、さらにその中の10位に選ばれました。近くに素晴らしい食材や職人さんがいらっしゃること、改めてこの土地でベーカリーを営む意義を考えます。